東京アリス


サニーガールさんの2008年お勧めゲームにより、プレイ。いやー、プレイしてよかった。絵が綺麗で、文章も丁寧。以下、感想。ネタばれあり。


欧太とクロのつっこみ具合がナイス。次から次へとつっこみまくり。いやー、日常の「ありす」と欧太の会話もこんな感じだったのだろうな。結構微笑ましい。
一回目のプレイは、帽子屋、3月ウサギ、眠りネズミ、ハンプティダンプティ、ディーダム、、、と進んだので、本当に不思議の国のアリスっぽいなあと思っていた。が、次のプレイは道を変えると、出るわ出るわ、突っ込みどころ満載のオリジナルキャラ。なんだか、存在感満載のキャラがいっぱい。ハートの腹黒7がお気に入り。以下、つっこみ。プレイしないと決して分からない文章が続く。

  • すずき:ダイヤを持ち逃げか。欧太の「大丈夫。首がどこなのか分からないので、クビにはならない。」というセリフは個人的につぼに入った。
  • 哲学芋虫さん:げぇほげぇほ。欧太の3択で迷わず、「むせるなら吸わなきゃいいのに。」を最初選ばせていただきました。
  • 公爵夫人:成人病にする気か。パイに塩を入れるまでなら分かるが、塩水までくると、確信犯だな。これ。
  • 百合:地味ぃ。百合の縦ロールが気に入った。いかにもわきキャラっぽい。一応フォローすると、現実ではバラより百合のほうが好きです。
  • ばなな月:おい。これは誰でも突っ込まずにいられない。太陽の梅干しさんも出るかと思った。
  • ハートの腹黒7:はぅぅとか、萌えキャラっぽい口調で、黒い。黒すぎる。ババ抜きの時の黒さはぴかいち。「罠の道」を選んだ時には腹黒7が出てバッドエンドだと確信して選ばせていただきました。最後に白いバラを植えた理由を聞いて、さらに黒さに磨きがかかる。ちなみに、腹黒7によって、badendになった時のアリスの振る舞いが怖すぎ。カッターでさっくりいかれました。
  • ダイヤのセレブA:セレブ、、ねぇ。間違った芦屋夫人という感じ。Aはダイヤのトランプの中で最も強いという設定が逆の意味で生かされている。いろいろなところで、間違っているぞ。おい。しかも通貨はペリカカイジとは真逆の絵柄でペリカかよ。

基本的に、何回かプレイしないとすべてのキャラにはお目にかかれないけれど、絵がきれいなので何度プレイしてもいい感じ。かわいいキャラ、しぶいキャラ、ぶさいくキャラなどが描き分けられているというのがすごいところだと思う。ちなみに、ちぇしゃ猫も大好きなので、全てのバッドエンドまでもれなく見ました。ちぇしゃ猫に「こんなあらかさまなbadendまで見るなんて、もしかして僕のファン?」と聞かれました。はい、ファンです。最後にちぇしゃ猫にすべてのパターンを見た旨褒められてしまった。

でも、後半になってシリアスな展開になると、前半がひたすらギャグっぽかったのでよけいに悲しい感じ。裁判のときのお別れパレードのイラストはなんだかしんみりしてしまった。

気に入った。のるかそるかもプレイする予定。さにーがーるのつぐみさん、ありがとう。