ですろり

ですロリガールズサイドをプレイして、いいんちょがいい感じだったのと文章に嫌みがないので本篇(一章)をプレイ。前から気にはなっていたのだけど、一章しかフリーではプレイできないのと、登場人物が多そうなのでなんとなく、敬遠していた。
読み始めると、止まりませんよ。以下ネタばれありの感想。

確かに残酷描写は多いけれど、残酷さで文章の拙さやスケールをカバーしているわけでない。意図のある残酷表現はけっこう支持できる。残酷さ等の極端な状況(性描写とか)がある「だけ」がウリのノベルゲーって多いと思う。べつにそれだけでもいいという人もいるかもしれないけれど。

力の理不尽さ、不条理さを徹底的に描写しているのと、伏線をきっちり回収してくれるのが高感度大。ときどき強制脱力されるアイキャッチが入るのがいい感じ。
でもキャラクターは多い。黒神系多すぎませんか。以下、キャラ印象。

信也:主人公だと知らなかった。すべて読んでホームページ上で初めて知った。夕凪が主人公だと信じて疑っていなかった。
妖怪姉:姉ですかそうですか。もしかして犬橋さんの奥さんなの?
藤枝:改造前と改造後、そして一章の最初と最後で彼の印象は大きく変わる。それにしても、鉄砲の弾に神経毒などを仕込んで早めに毒殺するという解はなかったのか。
メイド:冥土拳の使い手(嘘)皆に愛される民明書房
マナナ:格好良すぎ。そりゃあ信奉者増えるって。
魏:魔王拝謁は絶対死亡フラグだと思いました。いい感じにだまされた。説明セリフが多いが、それがくどくないのがいいところ。
夕凪:立ち絵が少し昔のエロゲキャラっぽい。
かめどかん:100メートル離れた所からこっそり動向を見ていたい。変態的な面は勿論、権謀術数の面ともに離れた所から他人として見ていたいところ。
利葉:しびれる。この人が一番好きだなあ。もういないけど。利葉やかめどかんみたいに、特殊能力がないけれど心理的に人や舞台を操作する人の描写が魅力的。
フィッシャー、ハンター:この先登場しまくると見た。陽子がどうなったのか知りたいです。こちらの想像の斜め上+一回転くらい違う様になっていると見た。
魔王:見かけたら全速力で撤退したい。
でりこ:不憫な子。
しゅがーりん:単なる色物キャラではなさそうなので、この先の展開が楽しみ。爆弾・火薬系の描写の細かさ+専門知識(ちゃーさんの)には驚いた。
犬橋+さくらトルマリン:最初喫茶店で登場したときには予想もつかなかった活躍っぷり。夕凪の改造はどのようにして行われたのか知りたい。